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否認評価尺度

本日のGA郡山セミナーに講師として話をして下さった岡崎氏の話がなかなかに興味深かったので、ブログに記事としてあげました。

その内容は否認の程度を8段階に分けていること、その状態に応じての直面する課題、そしてそれに即した助言が記載されています。


もともとアルコール依存症のために作った資料のようですが、ギャンブル依存症に置き換えて今回はお話してくれました。


自分が今どの段階にいるのかな?と考えながら読んで頂ければ、その対処法も分かりやすいかと思いますので是非ご覧下さい。


長文です。ご容赦ください。




岡崎氏のプロフィールは下記の通りです。


講師紹介:岡崎直人氏   さいたま市こころの健康センター所長補佐 精神保健福祉士。ソーシャルワーカー。 国立武蔵療養所《現国立精神神経センター武蔵病院》、 国立療養所久里浜病院《現独立行政法人 久里浜アル コール症センター》勤務を経て現職。

岡崎氏から配布されたプリントの内容をそのまま転記いたしました。



ギャンブル依存症の否認と回復に向かっての「今日一日」


●ギャンブル依存症の否認

否認評価尺度(DRS:Denial Rating Scale)

第1段階 ギャンブルであってもなくても、問題は全くない。

第2段階 問題はあるが、ギャンブルとは関係ない。

第3段階 ギャンブルが問題であるが、原因は他にもある。

第4段階 しらふであると助かるが、自分はコントロールできる。

第5段階 しらふであると助かる。

第6段階 しらふはたやすい。

第7段階 しらふは難しい。

第8段階 人生は難しい。




第1段階 ギャンブルであってもなくても、問題は全くない。

(すでに重要な問題が生じているにもかかわらず)

ギャンブルに関係があってもなくても、自分に問題があるということについて全て否認する。


「私はギャンブルをしているが、世間一般の人と同じだ。」

「周りが騒ぎすぎ。うちの妻の実家は堅物でパチンコなんかしたことがない家だから、うるさく言うんだ。」





第2段階 問題があるがギャンブルとは関係ない。

生活に問題が生じている事は認めるが、ギャンブル問題とは関係ないと思っている。


「妻がけちなので小遣いが足りない。」

「借金がかさんだのは、サラ金の高金利の問題があるから。多重債務相談で解決すれば良い。」(意図的な嘘ではない)


第2段階でのアドバイス

・第2段階までの人はGAにはなかなか参加しない。

・家族内では問題が生じている。

・多重債務相談などで金銭問題が取り上げられる場合がある。(この場合、金銭問題を法的に解決するだけでは本質的な解決にはならない)





第3段階 ギャンブルが問題であるが、原因は他にある。

ギャンブルに問題があることは認めるが、ギャンブルそのものが問題なのではなく、それには原因があり、その原因さえ解決すればギャンブル問題はなくなる。

「私がギャンブルをするのは仕事のストレスからで、ストレスさえなくなればやらなくなる。」

「借金問題が心配なのでそれを忘れる(解決する)ためにギャンブルをしてしまう。」


第3段階でのアドバイス

・依存症者は理由付けの天才である。

・「約束実行障害」 初めからうそをついているわけではない。約束するときは本気であるが、依存症のために約束の実行ができなくなる。

・強迫的ギャンブル自体が「病気」である。

・ステップ1~3「認めて」「信じて」「任せる」

・ギャンブル問題の「原因探し」「犯人探し」をしない。

 強迫的ギャンブルの原因を見つけ出そうとしても徒労に終わるか、間違った単純化した原因に決め付けてします。(親の育て方、仕事や家庭のストレスなど)

・「原因と結果」の悪循環

[仕事のストレス、家族との不和、経済的問題(生活費の不足)(サラ金の返済)]

                    ↑↓

[ギャンブルへの逃避、ギャンブルによる「ストレス解消」]





第4段階 しらふであると助かるが、自分はコントロールできる

ギャンブルの頻度を減らしたり、しないことの利点を認めないわけではないが、ギャンブルのコントロールができないことは否認する。(金銭や時間などの点で、上手にギャンブルできると思っている)

そのため、一定期間ギャンブルをやめても「上手にすれば大丈夫」と再開して、またギャンブル問題を引き起こす。


第4段階でのアドバイス

・ステップ1(無力を認める)に取り組む。

・ギャンブル依存症のコントロール障害について知る。

・今までのコントロールの試みについて振り返る。

・今までできなかったコントロールが、どうして今後できそうなのかについて考える。

・しらふの良い点について考える。






第5段階 しらふであると助かる

ギャンブルをコントロールできないことは認めるが、どうやってやめていくか、将来やめていけるかについては不安が強い。初めての挑戦に尻込みし、本当にやめていけるかどうかについて自信がない。

「ギャンブルを上手にやろうと思っても無理です。やめようと思います」

「ギャンブルをやめなければいけないことはわかりましたが、どうやって止めていけばよいのか、やり方がよくわかりません。」


第5段階のアドバイス

・コントロールできないという、とても大事なことに気づいた。

・回復の可能性と希望について知る。

・回復者の姿を見るために、自助グループ(GA)に参加する。

・「今日一日」という考え方を身につけ、不安の先取りをしないようにする。







第6段階 しらふはたやすい

「ギャンブルをやめるのはいとも簡単だ。」

「もう一生ギャンブルをしないと断言できる。」

というような根拠のない脆い自信をもってしまう。そのため、ギャンブル依存症の回復のために取り組む行動(自助グループ参加、ブログなど)の必要性についての認識が足りず、中断してしまう。

仕事や人間関係が改善し、忙しくなってくる。

経済的問題の解決も見えてくるが、そのための安心感やストレスから「少しだけ」という気持ちでギャンブルを始め、すぐに前の状態に戻りギャンブルでの問題を起こす。


第6段階のアドバイス

・しらふの素晴らしさについて実感する。

・「もう大丈夫」だと思って、自助グループの参加を中断しない。

・「巧妙で不可解な病気」であるギャンブル依存症について、特に再発のプロセスについてもう一度学ぶ。

・再発の危険な兆候や場面について話し合う。

・ステップ4・5の棚卸しを行い、ステップ6・7の性格上の欠点に取り組む。






第7段階 しらふは難しい

この段階では不安が再び現れる。この時期の不安は人生全体の再構築や埋め合わせに関してであり、ギャンブル依存症によるダメージを修復する必要を認識する。

ギャンブルを止め続けることの困難にたびたび直面して苦しむ。

これほどつらいことはなく、周りの人はこのつらさを十分に分かっていないと思う場合もある。

そのためにわがままになったり、他の不健康なストレス解消に走ったりすることに十分注意しなくてはならない。


第7段階のアドバイス

・しらふの難しさについては十分に実感する。

・「賭けないでいれば何とかなる。気楽にいくことも大切」という楽天的な考えを先行く仲間から受け取る。

・ギャンブル以外の不健康なストレス解消法に陥らないように気をつける。

・ステップ8・9の埋め合わせやステップ10・11の日々の棚卸しに取り組む。






第8段階 人生は難しい

この段階では、人生の諸問題をギャンブルなしでコントロールでき、年齢相応の成熟をする自信を獲得している。

一人のギャンブル依存症として、自分を受け入れ、いかに容易に再発するかを知るようになるが、決して怖がることはなくなる。

自分にはギャンブルの問題はあるが、人それぞれに問題を抱えて人生を生きていると思うようになる。


第8段階のアドバイス

・ライフサイクル上の変化に気をつけるように助言する。

・ギャンブル問題で苦しんでいる人へメッセージを運ぶ。

・日々の棚卸しを続けていく。








以上いかがでしたでしょうか?

本日のブログGA の参加者の方々の記事も是非ご参照の上、ともにギャンブル依存症の回復に努めていきましょう。


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1. 無題

この内容は私のような薬物依存症者にも当てはまりますよね…

勉強になりました♪
ありがとうございます(*^_^*)

2. 依存症には恐らく全て有効だと思います。

>千紗さん♪

もともとアルコールのものですから、ギャンブルを薬物に置き換えれば…ですね。

ありがとうございます。

3. 先ほどは~

一緒に踊っていただいたキャンキャンです。ありがとうございました♪

私はギャンブルはやりませんが、止められない人の気持ちが少しわかったような気がします。

自助グループの必要性は感じますね。同じ気持ちがわかるのは、同じ思いをした人ですもんね。

4. Re:先ほどは~

>キャンキャンさん♪

こちらこそ楽しい踊りありがとうございました(^∇^)

難病を患ってらっしゃるのですね。
併せて摂食障害も。

摂食障害もアディクション。
私も全ては理解できませんが、多少なりその気持ちはわかります。

こちらからもお伺いさせて頂きますね。
早速のご訪問ありがとうございました♪

5. おつかれさま

ゲストスピーチおつかれさまです。

とても興味深いですね~改めて考えさせられました。

自分はまだまだ理解が浅かったなって思いました。

棚卸し続けて行きます。

ありがとう!

6. Re:おつかれさま

>マサキ↑さん♪

んだね~、毎日棚卸しだね、こりゃ…

…ちょっと面倒いね(爆)(爆)(爆)

ゲストスピーチは時間が足りなかったよ。

15分で全然足りなかった(゜д゜;)

結構ノリノリで喋ってたみたい(笑)

10月の20周年の時は東京に行く予定だよ♪

マサキ↑さんはでるの?

7. おはようございます。

ヨハンさんのblogを読んでいると、同じ悩みを持った仲間と繋がるということの必要がよくわかります。 私は自分の事を話すのが苦手だということもあり 主治医にだけ依存してしまう感じになってしまいます。 精神科では割とそういう人は多いと聞いた事がありますが…。ヨハンさんの周りにはいませんか? 私は結局病院から離れてしまったのですが そういう事では何も解決しないなと 最近思います。

8. おはようございます♪

>よるさん♪

>主治医にだけ依存してしまう

ええ、いらっしゃるようです。
ただその状態の患者さんとは、接触ができないようになっていますので、実態はよくわからないのです。
なので、あまり詳しくありません(笑)

ありがとうございます。


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Author:よはん
強迫的ギャンブラー よはんの備忘録
GAの事、自分の事、今考えてる事など徒然書いています。

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